こんにちは、EXRIZE(エクスライズ)です。
前回は、33年間このロードスターと人生を歩んできたオーナー様の想い、そして私たちが目指す「新車への帰還」というテーマをご紹介しました。
今回から、いよいよ本格的なリフレッシュ作業が始まります。
第2回は、仕上がりを大きく左右する「車両分解」です。
美しい塗装は、分解から始まる
「全塗装って、マスキングしてそのまま塗るんじゃないの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
もちろん、その方法でも塗装はできます。
しかし、EXRIZEが目指すのは単なる塗り替えではありません。
33年前の新車の姿へ戻すこと。
そのために、外せるパーツは可能な限りすべて取り外します。



ライト、バンパー、ドア、フェンダー、ミラー、ガラス、そしてオープンカーの象徴でもある幌(ホロ)まで。
一本一本のボルトを丁寧に外しながら、33年間の歴史を紐解いていきます。
分解すると見えてくる、本当の状態
【ここに内側の汚れ・経年変化の写真】
パーツを外して初めて見える景色があります。
外装はとても綺麗でも、裏側には33年間積み重なった砂埃や汚れがびっしり。
普段は決して見ることのできない部分だからこそ、その年月がそのまま残っています。
でも私たちにとって、この汚れはマイナスではありません。
「33年間、本当に大切に乗られてきたんだな。」
そう感じられる、ロードスターの歴史そのものです。
なぜここまで分解するのか?
この工程には、見た目以上に大切な意味があります。
パーツを付けたまま塗装すると、どうしても塗装の境目ができてしまいます。
その境目は、数年後に塗装が剥がれる原因になることもあります。
また、分解しなければ隠れたサビや小さな傷を見逃してしまう可能性もあります。
だから私たちは、
「見えない部分こそ、しっかり直す。」
これを何より大切にしています。
言わば、ロードスターの大がかりな健康診断です。
ついにここまで分解しました

ここまで来ると、ロードスターとは思えない姿になりました。
初めて見る方は、
「本当に元に戻るの?」
と驚かれるかもしれません。
もちろん、ご安心ください。
外したネジやクリップは一本一本管理し、部品の位置まで細かく記録しています。
組み付けまで見据えて分解することも、職人の大切な仕事です。
ここから本当のリフレッシュが始まります
こうしてロードスターは完全な”すっぴん”状態になりました。
ここから33年間蓄積した汚れを落とし、ボディの傷や凹みを一つひとつ修正していきます。
完成した時には見えなくなる部分だからこそ、一切妥協はしません。
見えないところまで丁寧に。
それがEXRIZEのものづくりです。
次回予告
次回はいよいよ
「塗装下処理編」
どんな高級塗料を使っても、下地が悪ければ美しい塗装にはなりません。
実は、この工程こそ完成度を決める最も重要な作業。
普段はほとんど見ることのできない、職人の技術とこだわりをお届けします。
ぜひ次回もお楽しみに。