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【第3回】33年の絆を未来へ。ユーノスロードスター Sリミテッド、新車への帰還。〜塗装下処理編〜

こんにちは!EXRIZE(エクスライズ)です。

前回のブログでは、パーツをすべて外して「すっぴん」の骨組み状態になったロードスターの様子をお届けしました。

さて、第3回となる今回は、全塗装(オールペン)の中で最も地味で、最も過酷で、そして最も仕上がりを左右する【塗装下処理編】です!

「全塗装って、色を塗るのが一番大変なんじゃないの?」

そう思われる方も多いのですが、実は、全塗装の仕上がりの美しさの「9割」は、この下処理(下地作り)で決まると言っても過言ではありません。どれだけ高級で綺麗な塗料を使っても、土台となるボディがガタガタのままだと、鏡のような美しい輝きは絶対に生まれないのです。

というわけで、職人たちの「魂の手仕事」が始まります!

まずは、33年の間に走ってついた小さな凹みや飛び石の傷を、ひとつずつ職人の「目」と「手」で探していきます。

手のひらでボディを優しく撫でながら、ミクロン単位のわずかな歪みを感じ取り、専用の材料(パテ)を薄く塗って、ボディの滑らかな曲線を復元していきます。

車に詳しくない方から見ると「え?どこが凹んでるの?」と思うような場所でも、職人の手は絶対に見逃しません。

そして、ここからが本当の戦いです。笑

古い塗装の表面を削り、新しい塗装がしっかりと密着するように、ボディ全体をひたすら手作業で研いでいきます。

ロードスターは美しい曲線で構成されているため、機械では均一に研ぐことができません。だからこそ、すべて職人の「手仕事」になります。

車の天井、ボンネット、ドアの裏側、フェンダーの折り返し……。

何度も何度も、体勢を変えながら全身を使って研いでいくこの作業。

職人いわく、「もう首と腕がパンパンで、明日間違いなく筋肉痛です……笑」とのこと。

それでも、オーナー様の「死ぬまで乗りたい」という言葉が、職人の手を動かす一番のエネルギーになっています。

全体を研ぎ終えたら、サフェーサーと呼ばれる特別な下地塗料(錆止めや凹凸を埋める役割のもの)を塗装します。

ご覧ください!あちこちにあった傷や凹みが完全に消え去り、まるで陶器のようになめらかで、美しいすっぴん肌が完成しました。

「見えなくなる場所にこそ、私たちのプライドが隠れている。」

色を塗ってしまえば、この下処理の苦労は誰の目にも見えなくなります。でも、この地道な作業を一切妥協しないからこそ、これから先、何十年も剥がれない、色褪せない最高の美しさが生まれるのです。

さあ、最高の土台は整いました!

次回はいよいよ、ロードスターに命の「色」を吹き込む【塗装編】です。

あの伝統の「ブリリアントブラック」が、職人の手によってどのように甦るのか……。

最高にワクワクする瞬間を、ぜひお楽しみに!!

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